2012年01月22日

初めての歌舞伎鑑賞に大雪

自分みたいな無粋な人間が歌舞伎を観に??そりゃ雪が降るよという声なき声が本当に雪を降らせて・・・当日(1月20日)は朝から大雪。(/;°ロ°)/

電車が止まらないかと心配したほどでしたが、午後からは小雨に変わって無事出発。

たまたま会社の元上司から新橋演舞場で行われる「新春大歌舞伎」のチケットを2枚いただいた。どうせなら家族3人でということであと1枚を予約購入。いただいた席の隣をゲットできたものの何と1枚1万6千円!目

歌舞伎ってお金がかかるものなのネ。(涙)

往きの電車の中では当日の演目について3人でにわか勉強。以前買ってあった渡辺保氏著作の「新版・歌舞伎手帖」という本からあらすじや見どころをコピーしておいたのを読んでとりあえず頭に入れておきました。

 新橋演舞場2012年の新春大歌舞伎

当日の演目のチラシ。我々は夜の部です。

演目は正月には欠くことのできないとされる曽我狂言からの『矢の根』。中村富十郎の一周忌追善狂言としての『連獅子』。最後は『神明恵和合取組(かみのめぐみわごうのとりくみ)』(め組の喧嘩)でした。

4時半開場ということでしたが、予約の発券手続は4時までにしなければいけないとのことで、3時過ぎに演舞場に到着。手続きを済ませてもまだ1時間以上時間があるので近くのカフェで時間をつぶすことにしました。

 地下鉄東銀座から徒歩3分で新橋演舞場に着きました


そろそろ開場の4時半というころ再び演舞場に戻ると、そこはもう長蛇の列!!

開場5分前に来てみるとこんなに混んでいました。


我々も列の後ろについて並ぶことに。入口の上の方には今日の出し物に因んだ絵が飾られていて、否が応にもいよいよこれから歌舞伎を観るんだというテンションが昂まってきます。

右は『矢の根』、左は『連獅子』

右は『神明恵和合取組』、左は今日の演目表


いよいよ中に入ると更に大きなポスター写真があちこちに貼ってあります。連獅子の大きな羽子板も飾ってありました。

 五世中村富十郎一周忌追善狂言『連獅子』

 入口正面には大きな連獅子の羽子板が置かれていました。


座席は1階16列で後ろの右端の方でしたがそれほど遠い感じはしませんでした。

新橋演舞場 開演15分前。この席が1万6千円!!


一旦席に着いてから、まずはイヤホンガイドを借りに行きます。1台650円ですが保証金(返却時戻る)が1000円なので、3台で4950円を支払いました。

「宴むすび」(おむすび2個入り)というお弁当(500円)が人気のようで最後の2個をゲット、さらにガイド本(1300円)も買って席に着きました。


いよいよスタートです。

 【矢の根】あらすじ
曽我五郎が正月、父の敵工藤祐経を討つために矢の根を研いでいた。研いでいるところに年始の挨拶に訪れた太夫。太夫からのお年玉である宝船の絵を枕に敷いて寝ると、初夢で兄の十郎が現れ、父の敵に捕らわれて助けを求めている。飛び起きた五郎は通りかかった馬子から馬を奪い兄の救出に向かう。

という他愛のないストーリーですが、万歳の格好で寝るまでの仕草とか、馬に乗るところの仕草は無駄がなくて感心させられます。七福神の悪口を言うところなど滑稽な部分もあり親近感を覚えてしまいます。曽我五郎は坂東三津五郎が演じていました。


 【連獅子】あらすじ
文殊菩薩が住むといわれる唐の霊地清涼山には仏法の奇特で自然とできた石橋がある。狂言師の右近と左近は手獅子を持って舞う。それはわが子を千尋の谷に蹴落とし仔獅子が谷底より駆け上がるという親子の情愛を描いたもの。やがて2人の僧がやってきて宗論をしたのち一陣の風に怯えて逃げた後、親獅子と仔獅子の精が現れ、満開の牡丹のなか、長い毛を振りながら豪放華麗な舞を見せる。

ここは何と言っても華麗な舞を堪能しました。右近(親獅子の精)は中村吉右衛門。左近(仔獅子の精)の中村鷹之資はまだ12歳ながら堂々とした演技、舞は素晴らしかった。去年1月に81歳で亡くなった五代目中村富十郎の長男。ということはなんと69歳の時に出来た子供ということになります。歌舞伎界ではそういう例は珍しくもないようで、やはり世継ぎを作ることが至上の課題なんでしょうね。(父親が亡くなったときの鷹之資の舞台の様子を伝えるニュースサイトがありました)


 【神明恵和合取組(かみのめぐみわごうのとりくみ)】あらすじ
正月の品川宿島崎楼の座敷で力士四ツ車大八たちとめ組の鳶たちの間で起こった喧嘩。め組の頭辰五郎がその場を収めるも再び芝神明の芝居小屋で鳶と居合わせた力士の間で喧嘩が再燃。その場は江戸座の座元喜太郎が仲裁に入って事なきを得た。家へ帰った辰五郎が酒に酔ったふりをして横になると女房お仲は弱腰の辰五郎に愛想をつかして出て行こうとする。そこで辰五郎は死ぬ覚悟であることを明かし、女房子供に別れを告げて出かけていく。相撲と鳶の大喧嘩、最後は寺社奉行の命を受けた喜三郎が駆けつけて喧嘩は収まる。

「火事と喧嘩は江戸の華」の言葉を地で行く世話物。威勢のいい喧嘩のシーンも多いですが、<3幕目浜松町辰五郎内の場>での女房お仲と辰五郎のやりとりがいい。酔ったふりをして苦しい胸の内を隠す辰五郎が用意していた離縁状を出して死ぬ気で喧嘩に行くところを見せると、そうだったのと謝るお仲。ちょっと感動的でした。配役は辰五郎が尾上菊五郎、四ツ車大八が市川左團次、お仲が中村時蔵でした。


ということで、生まれて初めての歌舞伎。次にいつ観られるか分からないけれど、また観たいという強い気持ちが生まれているのは確か。視覚の美しさが堪能でき、ストーリーが人間味や情緒にあふれ、なおかつ歴史や文学の勉強にもなる最高のエンタテイメント。値段が高いのが玉に瑕ではあるけど、言ってみれば大人の最高の贅沢な趣味という気がする。

当分は本やDVDを探すとするか。(*^〜^*)







posted by 酔ing(すいんぐ) at 12:34 | 神奈川 🌁 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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