2011年08月28日

懐かしのマリア・エレーナ

先日YouTubeを覗いていたら何とも懐かしい曲に出会いました。

そう、もう何十年も前によく聴いた "マリア・エレーナ" 。

中学生か高校生の頃だったかよく覚えていないけど、当時あった蓄音機とステレオの中間のようなので何回も聴いていた曲。


思春期だった頃の自分に、この甘い曲はとてもロマンチックで甘酸っぱい刺激を与えてくれた。あまり刺激のない学生生活のなかで、音楽は息抜きと同時に心のやすらぎや未来へのあこがれのような気持ちを感じさせてくれた、そのなかの1曲がこの曲だ。


今また聴いてみると、当時聴いたのと同じような感性が蘇ってくるような気がする。それにこのレコード・ジャケット。この曲の曲想に合っているというか、当時このジャケットを見ながらジャングルの中の不思議な安らぎ、甘い雰囲気に心が満たされていくのを感じていた。懐かしい・・・。



当時のレコード、何回か引っ越しをしたにもかかわらず、まだ手元に残っていた!45回転盤で、日本ビクターから出ています(というか、出ていました、ですね)。裏面は "ジャングル・ドリーム" というこれも美しい旋律の曲。

マリア・エレーナ  ロス・インディオス・タバハラス  45回転盤

今回改めてそのライナー・ノーツを見てみたら、書いているのはニッポン放送のアナウンサー・DJの糸井五郎さん。

もうお亡くなりになっていますが、オールナイト・ニッポンのDJの先駆けとなった方で、その方の解説文はずいぶん研究されたようで、以下はその抜粋です。


ロス・インディオス・タバハラスのこと

タバハラス(Taba-Jaras)というのは北部ブラジルの種族の名称です。ブラジルの住民はポルトガル、スペイン、イタリア系などの白人、アフリカ黒人、インディオ、これらの混血と種々雑多で人種のるつぼの感があります。しかし人種差別はありません。タバハラス族は大西洋に面したブラジル東北端セアラ州のジャングル地帯に生活する勇敢な一族です。


タバハラス族の部落の中にミタンガという酋長がいましたが、その二人の息子が現在 "ロス・インディオス・タバハラス"という名前で親しまれているムサペルとエランディの兄弟です。兄ムサペルは3番目、弟エランディは4番目の息子にあたります。幼児から音楽好きの二人は独習でギターをマスターし、部落の人気者になりました。


またムサペルは深味のあるバリトンを得意としギター・ソロに非凡な才能を示しています。彼等のレパートリーにもムサペル自身の作曲したものが数多くあります。弟のエランディはテナーで伴奏ギターに意気の合ったところを聴かせてくれます。


この若いインディオ兄弟のことは部落から部落へと伝わり大評判になりました。噂をきいた南米の興行屋が早速この兄弟をスカウトし、ここに6年間にもわたる中南米各地への演奏旅行がはじまりました。そしてムサペル、エランディというインディオ名を、ナタリコ、アンテノールと改めましたが、現在では "ロス・インディオス・タバハラス" として知られています。


その後、本格的にクラシック・ギター奏法を習得した彼らは、インディアンの民謡からアルベニスの音楽まで見事に弾きこなす腕前を誇っています。今や南米大都市でのリサイタルから長期にわたるヨーロッパ演奏旅行も行い、国際的名声を博しているブラジル生まれの大スターです。



マリア・エレーナ 〜 蒼きインカの調べ

これが全米ヒット・パレードをにぎわせている話題の演奏です。1933年ロレンソ・バルセラータによって作られたワルツ・テンポの佳曲で、美しい娘マリア・エレーナに捧げる愛の歌です。 "こよい君に愛の歌を捧げよう。この世の中で、何ものにもかえがたい君のために。君こそ夢に描いていた希望の星よ・・・・・・ " というロマンチックな内容を持っています。ロス・インディオス・タバハラスは判りやすく、しかも心をこめた演奏で聴かせてくれます。






この曲、ボーカルもなかなかいい。ナット・キング・コールもカバーしています。ナットの声、この曲にピッタリ合っている感じがします。





ジェリー・ヴェイルの歌で聴いてみます。いい声してますね〜 (^ー^)v



他にあのベンチャーズの演奏もありました。ちょっとあのテケテケのイメージとかけ離れていて驚きます。




最後に1940年代のフルバンドの演奏と歌を見つけました。この時代にしては音も画像もいいと思いますが、正直ジョニー・ロング楽団も歌っている歌手も知りません。どなたかご存知の方いらっしゃいましたら教えてくださいませ。









posted by 酔ing(すいんぐ) at 23:59 | 神奈川 ☀ | Comment(2) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
マリアエレーナを検索して辿り着きました。
私も一昨年に親の介護を終えましたが、そろそろ介護を受ける年齢(?)になってきました。
前の仕事を辞めたのはずっとまえですが、いまの仕事はあまり忙しくないので、昔好きだったタバハラスのことを調べ、ホームページを作っております。
調べて行くうちに、レコードなどの解説にはかなりフィクションがあり、あまり信用できないことがわかってきました。
この糸井さんの解説は、彼らの最初のメジャーデビューアルバム(1959)の解説を下敷きにしています。
それはともかく、マリア・エレーナは本当に好きな曲で、もう40年以上ギターで演奏しています。上手ではないですけど・・・。
深夜便もよく聴いております。ではまた。
Posted by Masatoshi at 2012年01月08日 11:43
コメントありがとうございました。
タバハラスのHPを拝見させていただきました。もうびっくりです。緻密な調査に裏付けされた貴重かつ膨大な情報に頭が下がります。
YouTubeで演奏も聴かせていただきましたが、タバハラスを研究し尽していらっしゃる感じがしました。練習法の動画も海外から賞賛コメントが多く寄せられていましたね。
同じ年代の方がこんなに頑張っている様子が伝わってきて、とても心強く感じました。私もジャズのHPをもっと頑張らねば!
どうもありがとうございました。
Posted by 酔ing at 2012年01月08日 21:17
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