2010年04月07日

富良野塾

昨日の読売新聞のコラム「編集手帳」は強烈だった。

脚本家の倉本聰さんの「富良野塾」のが先日閉塾したことで、塾での教育ぶりについて紹介してあった。

倉本さんの随筆集『左岸より』(理論社刊)によれば、塾には「原始の日」というのがあって、その日は電気やガスが使えない。

焚き火のパーティーで塾生たちは生きた鶏をあてがわれ、それを自分達で食料にして食べなくてはならないのだ。

そのときの塾生が浴びた倉本さんの言葉。

「シメル。血抜きをし、毛をむしり、ケツから手を入れて内臓を取り出す。残酷だなんて逃げるな。その作業をいつも誰かがやってくれていたんだ。食うだけ食っていて残酷だなんて言うな。罪の意識にさいなまれたら祈れ。こういう時のために神様はいるんだ」
と、まあ強烈だ。

そして、脚本家と俳優を養成する以上に、共同生活を通して人間を養成する塾であったろうと述べている。

最後に、この26年間に300人以上の卒業生を送り出した「富良野塾」を巣立った若者のなかから、いつか、土の、汗の匂いのするドラマを書く人、演じる人が現れるだろうと結んでいる。

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このコラムの下に、本の広告欄があり、なんと読売の「編集手帳」の筆者による驚異の文章術として『名文どろぼう』(文春新書)が載っていた。

著者は読売新聞論説委員の竹内政明氏。 
名文どろぼう (文春新書)
「名文を引用して名文を書く技術」なんて書いてあるのを見るとどうしても買いたくなった。

しかし何故か売り切れの本屋が多く、今日やっと3軒目で見つけてゲット!

著者紹介には、「読売新聞の看板コラム、『編集手帳』6代目執筆者(2001年〜)。数ある新聞コラムの中でも『編集手帳』は読書家の間で、当代随一の面白さと定評がある。通算2300本以上ものコラムの執筆を支えてきたのが、長年かけて古今東西の名文を独自に収集してきた『竹内ノート』の存在である。・・・・」と書いてあります。

その豊富な竹内ノートから、200〜300の「名文」をエピソードを紹介しながら筆者のユーモアと卓越した文章力による「名文」で解説、どのページから読んでも楽しめます。







posted by 酔ing(すいんぐ) at 23:59 | 🌁 | Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース&話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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