応対に出たのはベテランらしい女性。
手数料については他でもみんなこれくらいかかりますとまったく悪びれる様子がない。
金額の根拠について説明を求めたところ、以下の説明があった。
ダイヤコースは積立6回目までは返戻ゼロ。
7回目になると2,700円発生。8回目はそれに2,750円上乗せされ、以降1回増えるごとに2,750円上積みされていく。
90回で満了となるので、8回目〜90回目まで83回。2,750円×83=228,250円 それに初回(7回目)の2,700円を加えると230,950円が受取金額。積立金額270,000円との差額39,050円が手数料となる仕組だ。
パールコースになると8回目で初めて返戻金が900円付く。9回目から1,800円ずつ上積みされていく。
同様に90回で満了となるので9回目〜90回目まで82回。1,800円×82=147,600円。それに初回(9回目)の900円を加えると148,500円が受取金額。したがって積立金額180,000円との差額31,500円が手数料となる。
金額の算出について、計算自体に誤りはなかった。
でもこっちの言いたいのはそういうことではない。
2,700円とか2,750円、900円とか1,800円がどういう根拠に基づいて出てきた数字なのか。こつこつと90回(7年半!)も積み立てた積立金63万円に対し、利息は1銭も付けずに解約するだけで10万以上の手数料って異常とも思える高さではないか。
しかし向こうの言い分は違った。
ダイヤコースで積み立てた27万円という金額で、現在でも標準の葬儀を保障しており、会員の負担はオプション負担分だけで済む。特に今は家族葬が多くなっているのでほとんど負担はない。会社は27万円では赤字になるので、現在では最低でも45万円に引き上げているくらいだ。
今、家族葬が多いからというのは理由になっていない。たまたま世間がお金のかからないやり方を選択しているのであって、だから互助会を使えば負担はかからないというのはおかしい。
うちも最初、母の葬儀は一般葬で、父のときは家族葬だった。だからよく分かるけど、たとえこの互助会を使ったとしても普通の葬儀をすべて標準仕様にして負担をゼロにはできない。何らかのオプションは避けて通れないからだ。
その規模が大きくなればなるほど、互助会の標準仕様金額との差額は膨らみ、あとで思わぬ請求がきて驚くことになる。
あちこちで起こっている訴訟は、そんな互助会に対する不信感がもたらすものと思わざるを得ない。
http://gojokai-ombudsman.net/media/mediatop.htm
今日、電話の受付をしたオバサン、訴訟してもらっても構わないなんて息巻いていたけど、こういう憤りがどうして出てくるかなんてこれっぽっちも考えていないんだろうね。