この夏公開された最新のジブリ映画 『思い出のマーニー』は、私の中ではこれまでのジブリ作品の中で一番好きな映画となりました。
感動した作品はこれまでいくつもあるのですが、この作品ほど心を揺すぶられ、心が洗われる作品は初めてです。
7月19日の公開から2ヶ月半経過し、ほとんどの映画館でもう上映終了になってしまいました。(1日1回程度上映しているところもまだありますが)
私はもう2回映画館に足を運びましたが、もう1回観たいと思っているくらい。それくらい好きな映画です!(ちなみにウチの家族も2回観ています)(笑)
ネタバレになってしまうので結末については控えますが、心を閉ざした少女杏奈(あんな)と彼女の前に現れる金髪の少女マーニー。
二人の不思議な出会いによって生まれた友情は、不安と脆さを孕んでいることを感じさせながらも互いに固く信じ合おうとします。
互いに不幸な過去を共有することで、その絆は一層強いものになっていくのですが…。
そのクライマックスシーン、泣かせます。
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『マーニー、どうして私をおいていってしまったの?どうして私を裏切ったの?』
『ごめんなさい…そんなつもりはなかったの…。だってあのとき、あなたはあそこにいなかったんですもの…』
『…どういうこと?』
『ああ、杏奈…あたし…もうここからいなくならなくてはならない。あなたにさよならしなければならないの。だからねえ、杏奈、お願い。許してくれるって言って!』
『もちろんよ!許してあげる!あなたが好きよ!マーニー!けっしてあなたを忘れないわ!ずっと忘れないわ!永久に!』また主題歌として 1984年ジョージア州生まれ、ペンシルベニア州育ちのシンガー・ソングライター、プリシラ・アーンの「Fine On The Outside」が使われています。
2013年12月に三鷹の森ジブリ美術館で彼女のミニコンサートを実施した事が縁となって今回の主題歌抜擢につながったそうです。
この曲は彼女の高校生時代の思いを綴って作った曲だそうで、彼女自身次のように述べています。
「実は、友達の輪の中に入っていけない気がしてさみしかった高校生時代について、何年も前に書いた曲なの。でも『思い出のマーニー』の原作を読んでみて、この曲がぴったりなんじゃないかと思っていたら、本当に主題歌に選んでもらえたので、すごく嬉しかったわ」「小さい頃からずっと友達は少ないほう」とか「学校ではひとりで食べるのが好き」などの歌詞は、まさに杏奈に重なっているし、声質もピュアで澄んでいるだけでなく、翳を感じさせる部分もあって、そういう意味ではこの作品にはピッタリ合った主題歌だと思います。
posted by 酔ing(すいんぐ) at 17:31
| 神奈川 ☔
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